遠くにクマを見つけた場合

クマがこちらに気づいていないなら、静かにその場を離れます。見ようとして近づいたり、撮影のために距離を詰めたりしないでください。登山道や道路を横切っている場合も、無理に通過せず、十分な距離を保ってクマが去るのを待ちます。

自分だけでなく、同行者や近くの人にも落ち着いて知らせます。安全な場所まで離れてから、自治体や警察が案内する窓口へ場所と時刻を連絡してください。身の危険が迫っている場合は110番です。

クマがこちらに気づいた場合

クマを驚かせる急な動きを避け、クマを見ながらゆっくり後退します。背中を向けて走ると、追いかける行動を誘発するおそれがあります。大声、石や荷物を投げる行為も刺激になるため避けます。

クマが立ち上がっても、ただちに攻撃を意味するとは限りません。周囲の匂いや状況を確かめている場合があります。落ち着いて距離を広げることに集中してください。

至近距離・襲われた場合

至近距離では、急に走らず、クマを刺激しないことが重要です。環境省は、攻撃を受けた場合には、うつ伏せになって両腕で首や顔を覆い、腹部を地面側にして致命的な傷を減らす行動を案内しています。

クマ撃退スプレーは、携行しているだけでは役立ちません。製品ごとの射程、噴射時間、風向き、取り出し方を事前に確認し、すぐ使える位置に携行する必要があります。購入後は説明書と地域の案内を必ず確認してください。

絶対に避けたい行動

遭遇時に危険を大きくしやすい行動を覚えておきましょう。

  • 子グマへ近づく、触ろうとする
  • 写真や動画を撮るために接近する
  • 背中を向けて全力で走る
  • 大声を出す、石や荷物を投げる
  • 食べ物を置いて気をそらそうとする
  • 車内など安全な場所から外へ出る

CHECK BEFORE YOU GO

出かける前に最近の出没情報を確認

公開情報には時間差や未収録があります。地図と目的地の自治体・施設の案内を合わせて確認してください。

よくある質問

クマを見たら死んだふりをすればよいですか?

遭遇しただけの段階で倒れるのではなく、まず刺激せずゆっくり距離を取ります。環境省が案内する、うつ伏せで首・顔・腹部を守る行動は、襲われた場合に致命的な傷を減らすためのものです。

木に登れば逃げられますか?

ヒグマもツキノワグマも木に登ることがあります。木登りを安全な退避方法とは考えず、遭遇を避け、落ち着いて距離を取ってください。

クマを見たらどこへ連絡しますか?

安全な場所へ離れてから、その地域の自治体や警察が案内する窓口へ連絡します。人の生命・身体に危険が迫っている場合は110番へ連絡してください。

参考にした公的情報

この記事は公的機関の案内を一般向けに要約したもので、個別の現場に対する安全保証や医療・救助の助言ではありません。現地の自治体、警察、施設管理者の指示を優先してください。